FACTFULNESSを読む時間がない方へ!10の本能を実例付きで解説!!【⑤過大視本能】

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なんだかんだで、ご好評頂けてますこのシリーズ

ようやく折り返し地点の第5回でございます!!先は長いですねー。。汗

 

これ読む位なら、買って読んだ方が…!?なんて、寂しい結論に至らないで〜涙

実際に読むと、結構な時間が掛かりますので

私の実例を交えた解説で、購入を判断しても遅くないっ!!

と、いうわけでポジティブに始めていきましょう。。

 

おまめ
おまめ

かなとのネガティブさは、異常なのだー!!

 君はいいよね?お豆だもの…。。笑

 

10の本能 その5. 過大視本能

そもそも、過大(かだい)って何なの?というと

“実際の物事よりも行き過ぎた”という意味合いで

日常でよく使われるのは、“過大解釈”とか、“過大評価”といった物事です。

よくありますよね?…私の場合は、過小評価しかされてませんがね。。笑

 

さて、これらに共通する点があるのですが、分かりますか??

ハッキリとした共通点が存在するんです。

 

それは後述するとして(笑)、一個例を挙げてみましょう!

 

“私の年収、500万なんです…”

 

…何かの本のタイトルじゃないですよ? 

 

 

これだけ聞いて、皆さんはどう感じますか??

 

…ん、高い??結構もらってるじゃーん!!的な?

いやいや、30代にしては少な過ぎでしょ?かわいそうに…的な??

 

 

様々な意見が飛び交いそうですが

この、”500万” という単語だけを聞いても

実際、多いんだか、少ないんだか…判断できませんよね?

 

そりゃ、港区女子の集うエリアで考えたら、悲しくなるくらい少ないでしょうし

それこそ、後進国で未だに物価が安い国と比較したら…かなりの高給取りかもしれません!

 

これが何を表しているか、分かりますか?

 

そう、結局 “その事象” だけでは判断できないんです!!

その数字をしっかりと判断するためには

然るべき別の事象と比較をすることで、初めて判断が可能となるんです。

 

先に述べた、過大解釈や、過大評価も全く同じで

“ある事象” のみにフォーカスして、人は勝手に物事を判断してしまう習性があるのです。

 

これが今回のテーマ “過大視本能” の正体なのです。

 

では、実例を交えて解説していきましょう!

 

しゃちょー
しゃちょー

また私の話なんですよね?

もちろん、ロックオンですよ?社長!!

 

今回は、以前にもお話した “外資系” である我が社の体質について

社長はきっと、うちの会社をこうしていきたいんだろうなぁ…というポイントについて

過大視本能のもたらす “罠” を交えてお伝えしていきます。。

 

人は “データ” だけでは動かないっ!!

10の本能 その3. 直線本能 の回でもお伝えしたのですが

“新しいものを取り入れ、どんどんと成長していくんだ!!”

といった考えが社長の背景にあります。

 

 

勿論、この考え方を全て否定するつもりはないのです。。

成長していく!! その気持ち自体は大事だと常日頃から思ってます。

 

ですが、残念なまでに周りの社員は全く付いて行こうとしません…

そこには、データを扱う際の罠が潜んでいるのですが

先ほど説明した部分ですので、皆さんはもうお気づきですよね??

 

 

そう… “対比” が全くないのです。

 

“我が社が!我が社がっ!!” と、声を大にするのは

これまでの会社の成長、及び今後の見通しを説明する際には必要ですが

“それ、本当に大丈夫なの??” と社員が首を傾げる背景には

会社の外に目を向けた、大きなマーケットにおける我々…という俯瞰(ふかん)的視点が必須です!

 

“こういう市場があるから、我々はまだまだ参入余地がある!!”とか

“売上見込みとしては、この業界に入ればこれ位上がるから、だから目標はこれ位だろう!”

というのは、企業の経営戦略としては至極一般的なセオリーかと思われます。

 

ただ、以前もお話した通り

こういった分析を、いわゆる “プロ” ではなく、素人である社員へ委ねたことで

計り知れないほどの反感を買ったのも事実です。

 

経営トップが、俯瞰的な視点を持たず

一つの事象を、さも我々の世界の全ての様に提示してしまう事で

計り知れない混沌と、破滅を引き起こす事でしょう…。。。

 

一番大事なのは

“そのデータ、信じてもいいんですか?” という部分だと思う訳です。

 

個人個人のものさしは、全然寸法が違うもの 

さらに、“新しい = 正しい” 理論の信者である社長としては

こちらも新たに参入されてきた周囲のご意見番の人間を、異様なまでに評価する形で

これまで会社を支えてきたプロパーの方々の入り込めない城を作ってしまっています。

 

 

評価に関しては、賛否あるかと思いますが

“新たに入ってきた者同士で、一体どこをどう高評価と判断しているんだ?”

の尺度が全く分からないため、一般社員からは不信感を持たれているという現状があります。

 

結局は、“外資系 = 実力主義” で経営していきたい。

という胸の内が、ハッキリと伝わってくる部分でもあるのですが

“所変われば、人も変わる”

そして、“人が変われば、尺度も変わる” という真実から目を背けていると

最終的には、誰も付いてくる人がいなくなって… 崩壊しますね。

本当に、尺度って人によって様々ですよね?

自分は “変” と感じるものでも、他の人からしたら “素敵”なワケですし

自分のコミュニティではマイノリティでも、世界的に見れば普通なこととか…

 

ここで大切なのは

自分の尺度を、自分以外の尺度と比較して認識する 

柔軟さだということです。

  

“自らにとって、プラスだから”

“この人は、自分の方針に邪魔だから” という判断ではなく

 

“他の経営陣と比べ、はるかに分析能力が高い”とか

“私はあまり良くないと思うが、周りの皆の評価が良いから、少し考え直してみよう”

 といった相対評価が必要な部分は多々あります。あくまで、仕事の面で…ですよ?

 

自分のものさしだけで判断してしまうのは、非常に危険ですよね。。 

 

 

過大視本能の注意点

今回の本能で気を付けないといけない点は、いたってシンプルです。

 

これまで話してきた通り

“大きさが分からない事象は、必ず他の事象と対比させる” こと!

“一つの尺度で測らない”  こと!!

 

その事象がどれ位の大きさなのか?というのは

実際に他の事象と並べたときにしか判断できません!!

そして、大きさを測るときも、様々な尺度で測ってみましょう。

自分のサイズにこだわり過ぎていると、知らないうちに周りを困らせているかもしれませんよ?

 

 

そんじゃ、またねー!!

ありがとうございました♪

 

 

【今日の一言】 自分の決断だけは、自分の尺度で測ろうね!!

  誰にも縛られることが無い様に…

 

※※これまでのシリーズは、以下から!!※※

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