なんだかんだで、ご好評頂けてますこのシリーズ
ようやく折り返し地点の第5回でございます!!先は長いですねー。。汗
これ読む位なら、買って読んだ方が…!?なんて、寂しい結論に至らないで〜涙
実際に読むと、結構な時間が掛かりますので
私の実例を交えた解説で、購入を判断しても遅くないっ!!
と、いうわけでポジティブに始めていきましょう。。
![おまめ](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/06/45916e2e86d5ecf96733e0ad8ee5ae24-150x150.png)
かなとのネガティブさは、異常なのだー!!
君はいいよね?お豆だもの…。。笑
10の本能 その5. 過大視本能
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/alp-duran-SwMgX1d0Kmw-unsplash-768x1024.jpg)
そもそも、過大(かだい)って何なの?というと
“実際の物事よりも行き過ぎた”という意味合いで
日常でよく使われるのは、“過大解釈”とか、“過大評価”といった物事です。
よくありますよね?…私の場合は、過小評価しかされてませんがね。。笑
さて、これらに共通する点があるのですが、分かりますか??
ハッキリとした共通点が存在するんです。
それは後述するとして(笑)、一個例を挙げてみましょう!
“私の年収、500万なんです…”
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/money-2696228_640.jpg)
…何かの本のタイトルじゃないですよ?
これだけ聞いて、皆さんはどう感じますか??
…ん、高い??結構もらってるじゃーん!!的な?
いやいや、30代にしては少な過ぎでしょ?かわいそうに…的な??
様々な意見が飛び交いそうですが
この、”500万” という単語だけを聞いても
実際、多いんだか、少ないんだか…判断できませんよね?
そりゃ、港区女子の集うエリアで考えたら、悲しくなるくらい少ないでしょうし
それこそ、後進国で未だに物価が安い国と比較したら…かなりの高給取りかもしれません!
これが何を表しているか、分かりますか?
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/jon-tyson-RUsczRV6ifY-unsplash-768x1024.jpg)
そう、結局 “その事象” だけでは判断できないんです!!
その数字をしっかりと判断するためには
然るべき別の事象と比較をすることで、初めて判断が可能となるんです。
先に述べた、過大解釈や、過大評価も全く同じで
“ある事象” のみにフォーカスして、人は勝手に物事を判断してしまう習性があるのです。
これが今回のテーマ “過大視本能” の正体なのです。
では、実例を交えて解説していきましょう!
![しゃちょー](https://aka-nato-sol.com/wp-content/themes/cocoon/images/ojisan.png)
また私の話なんですよね?
もちろん、ロックオンですよ?社長!!
今回は、以前にもお話した “外資系” である我が社の体質について
社長はきっと、うちの会社をこうしていきたいんだろうなぁ…というポイントについて
過大視本能のもたらす “罠” を交えてお伝えしていきます。。
人は “データ” だけでは動かないっ!!
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/mick-haupt-S9xE5omKJ2Q-unsplash-1024x683.jpg)
10の本能 その3. 直線本能 の回でもお伝えしたのですが
“新しいものを取り入れ、どんどんと成長していくんだ!!”
といった考えが社長の背景にあります。
勿論、この考え方を全て否定するつもりはないのです。。
成長していく!! その気持ち自体は大事だと常日頃から思ってます。
ですが、残念なまでに周りの社員は全く付いて行こうとしません…。
そこには、データを扱う際の罠が潜んでいるのですが
先ほど説明した部分ですので、皆さんはもうお気づきですよね??
そう… “対比” が全くないのです。
“我が社が!我が社がっ!!” と、声を大にするのは
これまでの会社の成長、及び今後の見通しを説明する際には必要ですが
“それ、本当に大丈夫なの??” と社員が首を傾げる背景には
会社の外に目を向けた、大きなマーケットにおける我々…という俯瞰(ふかん)的視点が必須です!
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/ben-neale-EC_GhFRGTAY-unsplash-682x1024.jpg)
“こういう市場があるから、我々はまだまだ参入余地がある!!”とか
“売上見込みとしては、この業界に入ればこれ位上がるから、だから目標はこれ位だろう!”
というのは、企業の経営戦略としては至極一般的なセオリーかと思われます。
ただ、以前もお話した通り
こういった分析を、いわゆる “プロ” ではなく、素人である社員へ委ねたことで
計り知れないほどの反感を買ったのも事実です。
経営トップが、俯瞰的な視点を持たず
一つの事象を、さも我々の世界の全ての様に提示してしまう事で
計り知れない混沌と、破滅を引き起こす事でしょう…。。。
一番大事なのは
“そのデータ、信じてもいいんですか?” という部分だと思う訳です。
個人個人のものさしは、全然寸法が違うもの
さらに、“新しい = 正しい” 理論の信者である社長としては
こちらも新たに参入されてきた周囲のご意見番の人間を、異様なまでに評価する形で
これまで会社を支えてきたプロパーの方々の入り込めない城を作ってしまっています。
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/sand-castle-1639994_640.jpg)
評価に関しては、賛否あるかと思いますが
“新たに入ってきた者同士で、一体どこをどう高評価と判断しているんだ?”
の尺度が全く分からないため、一般社員からは不信感を持たれているという現状があります。
結局は、“外資系 = 実力主義” で経営していきたい。
という胸の内が、ハッキリと伝わってくる部分でもあるのですが
“所変われば、人も変わる”
そして、“人が変われば、尺度も変わる” という真実から目を背けていると
最終的には、誰も付いてくる人がいなくなって… 崩壊しますね。
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/william-warby-WahfNoqbYnM-unsplash-1024x768.jpg)
本当に、尺度って人によって様々ですよね?
自分は “変” と感じるものでも、他の人からしたら “素敵”なワケですし
自分のコミュニティではマイノリティでも、世界的に見れば普通なこととか…
ここで大切なのは
自分の尺度を、自分以外の尺度と比較して認識する
柔軟さだということです。
“自らにとって、プラスだから”
“この人は、自分の方針に邪魔だから” という判断ではなく
“他の経営陣と比べ、はるかに分析能力が高い”とか
“私はあまり良くないと思うが、周りの皆の評価が良いから、少し考え直してみよう”
といった相対評価が必要な部分は多々あります。あくまで、仕事の面で…ですよ?
自分のものさしだけで判断してしまうのは、非常に危険ですよね。。
過大視本能の注意点
![](https://aka-nato-sol.com/wp-content/uploads/2021/07/corinne-kutz-xWjUC9heffw-unsplash-1024x683.jpg)
今回の本能で気を付けないといけない点は、いたってシンプルです。
これまで話してきた通り
“大きさが分からない事象は、必ず他の事象と対比させる” こと!
“一つの尺度で測らない” こと!!
その事象がどれ位の大きさなのか?というのは
実際に他の事象と並べたときにしか判断できません!!
そして、大きさを測るときも、様々な尺度で測ってみましょう。
自分のサイズにこだわり過ぎていると、知らないうちに周りを困らせているかもしれませんよ?
そんじゃ、またねー!!
ありがとうございました♪
【今日の一言】 自分の決断だけは、自分の尺度で測ろうね!!
誰にも縛られることが無い様に…
※※これまでのシリーズは、以下から!!※※
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