FACTFULNESSを読む時間がない方へ!10の本能を実例付きで解説!!【①分断本能】

Book

 

お伝えした通り、私が今年に入って非常に感銘を受けて

考え方を大きく変えるに至った名著 “FACTFULNESS”

中田あっちゃんのように、言葉巧みに伝える訳でもなく(あれは神…笑)

本の評論家のように語り尽くすでもない…

 

自らの身近な例に当てはめながら、皆様にもわかりやすくをテーマに解説していこうというこの企画!!

 

人間の持つ “10の本能” に基づく思考が

どれほど物事を歪んで捉えさせてしまうのか?

という事で、その10の本能を1つずつ噛み砕いていきますよ!?

 

おまめ
おまめ

本能の赴くまま~♪何も考えてないのだ!

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ]
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10の本能 その1. 分断本能

分断っ!! うぅ〜、何か言葉怖い〜。。笑

という印象持っちゃいそうですが、大丈夫です!

 

人間は、生まれつき

ある事象を目にした時に、自分の中のものさしで

“これは、こっちの部類に含まれるよな…” と、勝手に捉えてしまう習性があるそうです。

 

そういった判断を、複数の事象に当てはめていった時

最終的には、これら複数の事象は大きなグループとして二分、三分されていき

それぞれのグループ間には大きな”隔たり”が生じている…

という現象が生じる様です。

 

…心当たりありませんか??

 

  • お前、女だからなぁ…体力ねえもんな?
  • あぁ、君は田舎出身だから、都会で暮らすの大変だよね??

 

今だったら、ハイパーハラスメントで訴訟ものな発言ですが

要は、何か物事を目にした時に

それらをどこかのカテゴリに無理矢理分類して

勝手にそのカテゴリの印象を当てはめて解釈してしまう…といった具合です。

 

これが、分断本能です。

 

冷静に考えてみると、ありえませんよね?

でも、これって日常に横行してますし、恐らく皆さんも無意識に行っているんです。

だからこそ、警笛を鳴らされている部分でもあるんですよね。。

 

では例を挙げて説明しましょう!

うちの社長さんなのですが、有名なK大学を卒業し

外資系で何年も働いた、世間的に言う所謂 “エリート”な方です。

 

人当たりは非常に良く、気軽に話もしやすいのは

人間的にもいい部分ではあるのですが

反面、仕事となると データをもとに色々分析して

自分が納得するまでは、絶対にYesとは言わない頑固さも併せ持っています。

…まぁ、経営者なんで当然の思考なのでしょうが

 

今、この社長が就任してから 会社は大きく改革を進めている段階で

新規技術、新規顧客、社内体制の主軸部分

痛いくらいにメスを入れまくっている真っ最中です。

 

※私が、“脱・社畜” を高らかに宣言したのは

 この出来事で深く不信感を持ったからなのですが… それはまた、後日。。笑

 

その改革は、今現在 物凄く中途半端に進んでいて

社長が 声高らかにスピーチをした所で、社員との間には大きな溝が生じており

全くの絵空事の様に感じている社員も大勢います。中には辞めていった方々も…。。

 

問題は結局

データばかり見て 物事が全く前に進まない。。という点です。

その背景にある事実として

私としては、あまり考えたくなかった2つの分断が存在します。

 

1. プロパーか、後発隊か

社長は、まだ 2、3年程度しか在籍しておらず

お世辞にも、我々の業界について詳しいとは言い難いです。

(勉強して蓄えた知識量は尊敬に値しますが)

 

ただ、感じるのは

どうしても我々が何年も掛けて培ってきた環境であったり、関係性であったり

その辺りの “昔から会社を支えてきた人間=プロパー社員” に対する理解があまりない点です。

 

代わりに、新しく有能(!?)な管理職を 外部から引き入れて会社の経営に参画させて

自らの城を、首を縦に振る人間で固め始めている現状です。

正直、この後発隊に対して面白く思わない社員も多く存在するのは確かですが

今回は、こと社長だけにフォーカスしてお話していきます。

 

誤解を解くために言うと、経営陣の中にもプロパーは数名存在しており

社長としても、理解をしているように “表面上”は見えます

やはり、古い思想に対しては”メスを入れる!”という正義を振りかざしている以上

そこの思想に完全に理解を示していく事は出来ないのでしょう…。。

 

ここに、大きな ”分断本能” が存在します。

  • プロパー:古くさく、排除しなければならない存在
  • 後発(新規参入)組:これからを担う、会社の中核的存在

 

これによって、社内の雰囲気は悪化しており

私自身も、オフィスにいるのがしんどくて、ラボへ逃げ込んだりしています。

(一応、そういう職種に就いているので怪しまれなくて助かっていますが。。汗)

 

このままだと、空中分解も時間の問題かと思われます。

  

 

2. 我々は、外資系だから!? だから、何??笑

うちは、世間一般で言うところの“外資系企業”です。

 

外資系と言えば

  • 厳しい競争を勝ち抜いて…とか
  • 実力こそがモノを言う、とか

 

何だか血の匂いがプンプンしそうな環境をイメージする方もいると思いますが

現実そうではないです。。所謂、日本的な平和な年功序列でした。

 

そう、今の社長に変わるまでは。。

 

今、その体制は大きく変化しようとしています。

今後、人事評価制度も再構築される予定となっており

その人のスキル、人間性、功績を踏まえた実力至上主義へシフトしていくことでしょう。。

まぁ、外資系ですし

グループ傘下の子会社なのだから、仕方がないのかもしれません。。

 

今まで、日本の我々が独自な環境で働けていたこと自体が稀な存在だったのでしょう。

ですが、働く環境が大きく変われば、そこに所属する人間もどんどん変わっていきます。

その結果、不満を持って辞めていく方も当然います。

結局、人間は得てして”変化を恐れる” いきもの なんです。

 

 

変化を恐れず、チャレンジしていこう!! という気持ちは非常に大切です。

 

 

それは、今の社長やその取り巻き社員にも共通する事ですが

自らのスキルアップを視野に入れた “転職” も含まれます。

ですが、そうやって渡り歩いてきた方々を見ていると

“結局、会社を無茶苦茶にして、上手く行かなければ辞めていけばいいや!”

という思想も見え隠れしてしまうのです。あくまで私が感じているだけですが。。

 

  • 外資系であれば、そんなの当然だよ!!

 

だけど、皆がそこまでモチベーション高く働けているワケではないですし

十人十色な思想が集まった会社で、その思想を統一するのは至難の業です。

 

これまでの社長の言動を見ていると

しゃちょー
しゃちょー

何で伝わらないんだろうな~。。

とつぶやく機会が非常に多いわけですが、それは当然の話で

  • 社長の持つ外資系のイメージ ≠ 我々の持つ外資系のイメージ

 

ここの溝が一向に埋まらないからでしょうね。。

外資系での働き方に慣れていない我々に対して

外資系ってこんな感じなんだよ!と、伝えていくのは非常に大事な事なのですが

それ = 正しい  …という安直な思想を植え付けようとすると、反発があるのは至極当然なんです。

 

分断本能の注意点

社長…ごめんっ!!笑

 

と、まぁそれは置いといて、分断本能の実例を挙げてみましたが

どうでしょう…皆さんも思い当たる節はあったんじゃないでしょうか?

 

そんな私も

  • あれはこのグループのものだから、きっとこうなんだろう…
  • あの人は、あの人と一緒にいるからこういう思想なんだろう…

 

とか、勝手に解釈していた時があったなぁ〜、と深く反省したりしてます。

 

自分が分断本能に支配されているなぁ…と気付くためには

  • 分断を引き起こしている言葉(テーマ)は何なのか、一旦考えてみる

 

そうすることで

”あっ、今 女性だからと言って、力が無いと思ってたけど…腕立て100回してるやん!!”

“この人、田舎者だと思ってたけど 東京の地下鉄メッチャ詳しいやん!!”

と、その人や物事を縛っているものに気付けるはずです。。

 

大事なのは

その事象がどこに属するかで判断するのではなく、その事象の本質を見る事です!

 

色んな場面で、この分断本能に出会う事になるでしょうが

人は、多種多様な考えを持っているので決して一括りにも二分化もする事は出来ない!

という事実だけはしっかりと心に刻んでおきましょう。

 

そこを意識すると

きっと人付き合いも上手く行きますし、人生楽になると思いますよ!!

 

そんじゃ、また次回!!

読んで頂きありがとうございましたー♪

 

 

 

【今日の一言】きのこ・たけのこ論争は、今日も続く… そこは変化しないよね。。

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