第二種電気工事士 実技試験で必須のスキル “複線図” って一体? というか書き方が全然分からない… という方にコツをレクチャー!!

どもっ!かなとです。

 

この記事をご覧の方は

無事に

第二種電気工事士の

筆記試験を突破された

 

あるいは、筆記試験終了後

自己採点で

基準点を突破して

先に対策を開始しておこう!!

 

そんな方かと思います。

 

特に

本業が忙しい中

しっかりと勉強し

 

見事に筆記試験を突破した

自己採点で基準を突破できた

社会人の方

子育てパパさんの方

 

そんな方々かと思います。

 

本当に、すごいです!

先ずはお疲れ様でした。

 

ここからは

二次試験でもある

技能試験(実技)の対策

始めていくのですが

 

その技能試験の中で

必須” と言っても過言ではない

身に付けるべきスキル

 

そう… 

複線図” の壁が

立ちはだかるワケです…

 

 

はい、そうですね…

また、沢山の声が

聞こえてきましたよ。笑

 

複線図って、何よ?

複線図の書き方、分からない!

 

気持ちは

痛いほど分かります…。

 

ですが、覚えておいてください!

 

“複線図” を制する者が

“技能試験” を制する

 

 

それ位

重要なスキルである

“複線図を書く” という事

 

今回は

そんな “複線図に

少なからず抵抗をお持ちの

実技試験対策中の方に向けて

 

複線図は難しくない!

複線図を書く事を

あなた自身の武器にする

そのコツをお伝えしていきます!

 

 

せっかく

限られた時間の中で

筆記試験に合格したのです。

 

合格できる努力が

出来ているわけですから

技能対策に関しても

やってしまいましょう!!

 

技能試験も

一発で合格して

しまいたいですよね?  

 

複線図が分かってくると

この先の技能試験対策も

サクサク進むこと

間違いなしです! 

 

複線図 それは電気の世界の地図

下の図を見てみましょう。

第二種電気工事士の単線図とは?

こうした図は

筆記試験の際にも

ご覧になったと思います。

 

これが、俗にいう “単線図

というものです。

 

この単線図は 

実際の設計図面に描かれ

各機器と配線ルートを

端的に示した図面です。

 

施工現場でも

先ずはこの単線図を用いて

電気配線の検討を行います。

 

ですが、この単線図

単独だと

  • 何芯で、どういうケーブル?
  • 接続部分の施工は?

 

こうした”詳細な情報” が

記載されていません。

 

ですので、実際に工事する際は

この単線図を基に

 

  • “使用する線芯数、長さ”
  • “リングスリーブ、コネクタ” 

これらを明確に定義する

必要があるのです。

 

それを実現するのが

“複線図を書く” というスキルです。

複線図を色分けして書く方法(分かりやすさ重視)

先ほどの単線図を

複線図に書き直すと

上の様な図になります。

 

この図からも分かる通り

電源と各機器との詳細配線

それを表していることが

お分かりになるでしょうか?

 

実は 筆記試験でも 既出の情報なんです 

 筆記試験を突破された方

そんな方々なら

既に気付いているはずです。

 

…そう。

配線図問題の時に

リングスリーブの数・大きさ

該当箇所の線芯数

 

これらの問題を解く場合は

この、”複線図” のスキルがないと

解けない、ということを。

 

つまり

“複線図” の概念について。 

皆さんはもう、分かっているのです。

 

このカテゴリを捨てていた方は

残念ならが、これから

覚えていきましょう!

 

何度もお話しますが

この複線図をマスターしないと

技能試験突破は難しいです。

 

複線図 書きながら 構成根拠を理解しよう!!

百聞は一見に如かず!!

とにかく、書いてみましょう。

 

例として、下図の様な

本当に単純な単線図を

用いてみます!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-11.png

 

  • 電源
  • 照明
  • スイッチ

これらを接続したい

そんなシチュエーションですね。

 

真ん中の

×印の四角、覚えていますか?

 

忘れた方

しっかり復習しておきましょうね?

プルボックス” です。

 

このボックスの中で

各配線の接続を行います。

 

では、順番に見て行きましょう!

 

機器配置を決める

1. 電源部

今回は 単相2線式100V

を使用するので

  • 接地線(L:Live / 〇白丸)
  • 非接地線(N:Neutral / ●黒丸)

の2点を記載します。

 

丸の色 = 実際に使用される線色

となります!!

 

2. スイッチ

今回は、単純に

照明をON/OFFする用途 

= 2点スイッチですので

 

スイッチの絵を描きます。

こんな記号でしたね?

 

変にこだわらなくても 

2点スイッチ = 配線が2本

接続できる様な絵であれば

何でもOKですよ。

 

3. 照明

照明に関しては

記号のままでOKです!

 

第二種電気工事士筆記試験の4択クイズ 照明器具の図記号

4. プルボックス

プルボックスは

ボックスの形ではなく

 

中の配線様式を可視化する

という意味から

点線の〇を記載します。

 

ボックス内部での配線が

見えやすい様に

大きめに書きましょうね!

 

5. 全てまとめてみる

1.~4. をまとめた

複線図記入のための

機器配置は下図の様になります。

 

(機器配置です)ここから、実際の配線を考えていきます!

配置は一般的なものですが

皆さんが分かりやすい様に

配置し直してもOKです!

 

では、実際に

配線を記載していきましょう!

 

接地側 配線から記載!

先ずは

接地側電線(N:白色)と

機器を接続する事

第一に考えましょう!

 

理由は

機器と接地線は直接繋がれる”

からです。

 

後述しますが、スイッチ等の電路をON/OFFする用途の物以外は

必ず接地線とダイレクトに接続されますので、そこだけは覚えておきましょう!

 

ですので

先ずは図の様な線を

引けると思います。

ここでは

照明のみが、ダイレクトに

接地線と接続されるので

この様な記載になります。

 

非接地側の配線

次が

非接地側の配線ですが

 

こちらは、機器への電気供給を

コントロールするための

スイッチ類が直接配線されます。

 

これも理由があり

 

非接地側の電路を

スイッチでOFFしておけば

万が一 手で触れた場合の

感電を防げる為です。

 

機器への電気供給ライン

=非接地側電線に対して

スイッチが接続される…

 

というのがルール

なっています!

覚えておきましょう。

 

よって、非接地側の配線は

図の様になります。

あと少しですね!

照明への配線

最後は

照明機器への電気供給ですが

 

前項で説明した

非接地線を遮断するための

スイッチの二次側を

照明機器に配線します。

 

これは…

イメージ出来ますよね?

 

電気供給を行うための

スイッチと接続しないと

照明はONしないですよね?

 

ですので

図の様に配線する事になります!

電流の流れを

併せて書いてみました。

 

こうして図示すると

実際の電気の働き方の

イメージがつきやすいですかね?

 

(要注意!!)接続点の記入

これで配線は

全て繋ぎ終えたぞー!

よし、完璧っ!!  

 

…じゃ、ないんです。。

 

複線図には

まだ記載しないといけない項目

残ってるのです…

 

 

それが、“接続点”と呼ばれる物で

プルボックスの中で

実際の複数配線を

1つにまとめる点です。

 

所謂、リングスリーブ

差込コネクタを使用する部分…

という事です。

 

忘れずに記載しましょう!

上図の様に

プルボックスの中に接続点を

記入してみました!

 

やったー!

今度こそ、完成だ!! 

 

 

…はい、残念。。

これでは不完全です。

 

スイッチと照明機器間の

配線部分がNGです。

 

理由は

勘の良い方なら分かりますか?

 

 

…そう

1本で直接配線出来ないから

なんです!

 

他の部分に関しても

各機器〜プルボックス内へは

 

VVFケーブルの2芯

または3芯を使用して

配線されていますよね?

 

図のイメージです↓↓↓

まさか

スイッチと照明の間だけ

単芯のIV線で配線

 

…なんて効率の悪いこと

絶対しませんよね? 

 

 

そう…

全て多芯で配線するんです。

 

筆記試験で

この場所の必要最小限の芯数は?

という問題が問われたのは

 

何芯の多芯ケーブルを

何本使うか?

 

これを問うための

ものだったんです!

  

という訳で

接続点は下図が正解となります!

照明~スイッチ間も

しっかり接続点

記載してくださいね!

 

 

これで、ようやく

複線図が完成しました!!

お疲れ様です。

 

とにかく”何故?”  を理解する事が最優先!

書いてみた感じ

いかがでしたか?

 

独特ですよね?複線図って…

 

覚えるべき点は

今回最小限に留めましたが

実際は

もっと気を付ける部分もあります。

 

そこは

とにかく”反復練習” です。

繰り返していけば

必ず、今日の内容は理解できます。

 

そして、解説中にも

少しだけ触れましたが

 

電気の流れ” をイメージする

これ、本当に重要です!

 

例えば

電源の非接地側 (黒) から

電流がスイッチ→照明へと

流れ

 

最終的に

接地側 (白) へ流れていく

 

この一連のイメージが

複線図の理解を一層強くします!

 

先ずは

このイメージを膨らませ

何故、こういう配線なんだろう?

という疑問を持つこと

 

これが、習得への一番のコツです!!

 

単純に

試験の対策のためだけに

複線図を覚えるのではなく

 

目に見えない “電気” 

その流れをイメージし

 

自らが戦うための “武器” として

完全に自分のモノに

してしまって下さい!

 

 

では、読んで頂き

ありがとうございました!!

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